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DX推進人材を育成するDXリーダーズプログラムの3期生が、最終プログラムとして7/26～27の2日間、兵庫県淡路島で合宿を行いました。3ヶ月間の研修を終えた皆様がどのような学びを得て、どのようなDXプランを発表したのか、本記事では最終成果発表会の様子をレポートします。

DXリーダーズプログラムとは　～よりよい社会の未来に向けてともに学ぶ場

当プログラムは、社内外の周囲の人々を巻き込みながら、自社のビジネスや業務フローを変革に導けるDX推進リーダー人材を育成するプログラムです。

DXをリードしていくうえで、デジタル技術やデータ分析のスキル習得も大切ですが、自社のビジネス構造について再考するビジネスアーキテクチャ―への理解、ファシリテーションといったパーソナルスキルも、DXをリードする人材には欠かせない素養だとパソナグループは考えています。

そこで私たちは、ビジネス変革・パーソナルスキル・データ活用を網羅的に学ぶ、3ヶ月間の異業種交流型プログラムを開発しました。1～3期まで計17社・29名が参加。受講生は学びを持ち帰り、DX戦略の実践が求められるそれぞれの現場でご活躍されています。

受講生の上司も参加し、白熱した2日間に

ここからは、7/26～27に行われた3期生の最終合宿の様子をレポートします。今期は、業界が異なる各社の参加者が3期生としてともに学び合っていただきました。最終合宿には毎期、受講生の上司の方にもお越しいただきます。

1日目、受講生は「リサーチ＆プロトタイプ」を受講。作成中のDXプランを1人ずつ発表し、講師からのフィードバックを通じて、各自作成してきたプランのブラッシュアップを行いました。中期経営計画やDX戦略といった各企業が目指す今後のありたい姿と現状から課題を設定し、DXプランを仕上げていきました。

その間上司の皆様には、淡路島でしか味わえない自然と学びを体験頂きました。３６０度を自然に囲まれた禅リトリート施設にて禅体験を行った後、島内を中心にSDGsに取り組む当社グループ会社による「農を通じた循環型社会について」の講義に参加いただきました。発表会を控えた前日に、上司の皆様同士の距離もぐっと近くなった時間となりました。

自分の固定概念を超えたDX実行プランを発表

合宿の2日目は、いよいよ学びの集大成であるDXプランの発表です。参加者が1人ずつ、これまで学んだ内容を活かし、自社の現状や課題を変革する新しいビジネスプランを発表していきました。

3ヶ月の間で新たな学びを得て、参加者や様々な講師とのコミュニケーションのなかで新鮮な価値観にも触れ、自分の固定概念を超えた個性豊かなDXプランでした。３期生は下記のようなプランを作成しました。（一部抜粋）

・生成AIを活用した社内のナレッジ共有サービス
・部門のDX課題とDX人材のマッチングサイト構築
・営業部門と製造部門の製品データベース一元化
・データを活用した意思決定ができる組織と仕組みづくり
・新製品開発プランをレコメンドしてくれるサービス

10分間の発表の後は、上司と講師からフィードバックを受けました。参加している他企業からの質問や意見をもらい、また新たな視点で自分のプランを見つめなおすことができました。DXリーダーズプログラムの修了は、これから自社に戻ったときのDX推進のスタートラインです。得た学びと繋がりはこれからも継続していくよう、パソナグループがサポートします。

受講生上司に参加いただく意義とは？

１つは、作成したプランを自社に持ち帰ったときの第一関門を突破している状態にするためです。プランは作成して終了ではありません。本来のねらいは各社様で実行に移していただくことです。上司にプラン発表を聞いていただくことは、自社にとって意義のあるサービスになっているか？新しい視点が入っているか？上司の目線から率直な意見をいただく機会でもあります。

もう１つが人材交流です。受講生同士はもちろん、そのコミュニティに上司も入っていただくことで、一段と異なる価値観や考えに触れることができます。淡路島という非日常な空間のなかで企業間の新たなコラボレーションが生まれる、そのような場として各社様交流を深めていただいています。

発表を聞いた上司の方からの感想も一部ご紹介します。

組織を越えてともに学ぶコミュニティを通じて、受講生は多くの経験ができたと思う。特に発表会の内容は、当社の受講生がこの研修でいかに多くを学び、成長したかを明確に示してくれた。今後の業務において大きな励みとなるに違いない。

受講生自身が、普段社内では出会わないような新しい気付きを得たことはもちろん、私自身もDXを推進するうえで重要になることを他の参加企業様とのコミュニケーションのなかで持ち帰ることができた。今回の学びをチーム内に還元し、研修が研修で終わることのないよう活かしていきたい。

他者と交わりながら学びを深めていく、パソナグループの“人を活かす”という理念の通りの活動だと思う。もっとこの活動が広がっていって、より良い企業を作るだけでなく、よりよい社会が作られることに期待したい。異業種の皆様とお話しできて、刺激を沢山いただいた非常に貴重な体験だった。

異業種との繋がりのなかで学ぶ場に参加しませんか？

昨年８月から開始しているDXリーダーズプログラムは第３期を終え、業種を超えた学びのコミュニティがだんだんと広がってきました。

DXリーダーズプログラムを通して、自社のDXを推進する人材として必要なマインドセットやスキルを身につけていただきます。また、受講生自身の学びだけにとどまらず、実行プランの作成・実行フォローやアルムナイ交流を通し、貴社のDX推進へ還元することができる内容です。

DXとは難しいものではなく、現代のビジネスの在り方を変えることができる有効な手段です。自社の変革を担うこれからのリーダーに、ぜひ受講いただきたいプログラムです。

受講生のバックグラウンドは様々です。人事部門やDX推進部門として、データの有効活用やDX人材育成計画を立案される方、営業としてお客様のDXをともに目指す方など、デジタルを活用した変革に取り組みたいという思いを持った方々が集まる学びの場です。

今後もDXリーダーズプログラムは継続して開催いたします。異業種の考えに触れ、ともに学ぶこの機会に、ぜひ参加をご検討くださいませ。

第5期は12月6日開講！エントリー受付中