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開催レポート|第3期DXリーダーズプログラム開講!

DX推進人材を育成するDXリーダーズプログラムの第3期が開講しました。自社のビジネス変革を描けるスキルを身に付けるべく、今期は業種も職種も異なる計8社より9名の方々がご参加くださっています。
こちらの記事では5/11~12の2日間にわたり行われた、兵庫県淡路島での合宿の様子をレポートします。

なぜDXリーダー人材が必要なのか?

ITパスポート資格取得やeラーニング導入などにより、全社員のDXリテラシー底上げに取り組む企業も増えてきているが、一方ではDX推進がなかなか進まないという課題はありませんか。それもリーダー不在であることが原因ではないでしょうか。

なぜなら、DXの成功には明確なビジョンと戦略が不可欠で、リーダーがいないと、組織全体にDXの目的や目標が浸透せず、統一された方向性を持った取り組みが難しくなります。

また、リーダーの存在が明確でない場合、組織全体の連携不足が起こり得ます。部門間の連携が不足し、各部門が独立して動いてしまうことがあります。DXは組織全体の連携が重要であるため、これが進まない要因となります。

しかしデジタル技術を活用しビジネス変革に繋げられるような人材、特にリーダーとして組織を牽引できるDX人材の確保は難しいのが現状です。

DXリーダーには、デジタル化に関する深い知見に加えて、組織全体にビジョンを描き、社内を牽引し、変革を実現できる推進力が求められます。つまり、適切なリーダーシップ研修を提供し、内部からこのようなリーダーを育成することが鍵となります。

初回研修の様子

DXリーダーズプログラムは毎回、淡路島で行う1泊2日の合宿研修から始まります。3ヶ月間ともに学び合っていただく仲間なので、研修の最初に直接会い、交流していただく時間を大切にしています。

全員が初対面のため、新神戸駅で集合したときは緊張感がある雰囲気でしたが、淡路島内のレストランでのランチ会、禅体験のアクティビティを経て、受講生同士の距離がぐっと近くなりました。

その後は研修施設に移り、いよいよ研修が始まります。1日目の講義は立命館大学・後藤准教授による「DXの基本概念とデザイン」でした。

後藤先生はNEDOの委託事業・産業DXプロジェクトのグループリーダーとしてSoSの開発に携わる傍ら、企業のプロダクトサービスシステムデザインの開発の支援も行っている人物です。先生には当プログラムの最後にある、各社のDX実行プラン作成まで伴走いただきます。

講義はデザインマネジメントの観点からビジネスエコシステムやイノベーションへの理解を深め、DXに対する共通認識についての内容でした。「DXとは何か」を改めて学ぶことで、3ヶ月間の講義の基礎になるDXの概念について学びを深めることができました。

2日目の講義は、株式会社Radiance代表取締役・金ケ江悦子氏による「プレゼンス向上・チームワーク」でした。DXリーダーにふさわしい立ち居振る舞いと、伝える力について講義いただきました。道具を使ったチームビルディングも体験し、座学だけでは得られない気付きを多く得ることができました。

淡路島という非日常の空間でリラックスしながら、DXについてじっくり考えることができる場所でもあります。2日間という短い時間でしたが、学び・食をともにすることで、3ヶ月間過ごす仲間との仲を深めていただけました。

3期生にインタビュー

初回研修を終えた感想を受講生の皆様に聞いてみました。

(メーカー・ICT統括部)
DXで最も重要なのは「人と人との関係性」であり、行動の変化・ビジネスアーキテクチャの変革を実現するには、人や組織が情報をどのように利用し、何を目指しているのかを明確にする必要があると学んだ。
DXを推進するリーダーには、ビジネス理解や人間力を基盤としてDXスキルを持つという、総合的で難易度が高い人材としての成長が求められる
自分自身がそのような希少価値の高い人材に近づくためにも、この研修で積極的に学んでいきたい。

(IT・営業)
DXという言葉の意味は理解しているつもりだったが、デジタル化との違いなど、具体例を踏まえて本質的に理解できた。身近な業務の中でも変革は起こせると解像度が高まった。
チームとして人と関わる際に話し手・聞き手としてどう振舞うべきかも学べ、自身の業務に活かせる内容が多くさっそく実践したい。
会社や業務内容が異なるメンバーが集い議論を行うことで、新たな視点を得たり自身を内省したりする刺激的な2日間だった。これから一緒に成長したい。

(メーカー・営業)
自社内でもデジタル化とDXは混同されることが多く、DXへどう意識変化を起こすか課題に感じていた。ビジネスアーキテクチャの根本理解のためにも今回のワークショップは参考になった。
座学だけでなく座禅・宿泊・飲食を共にすることで、とても楽しみながらポジティブな姿勢で来週以降に繋げられる良いスタートだった。

今後の学びに通じる、DXリーダーに必要なことを学んでいただくことができました。普段接する機会が少ない異業種・異職種の方々とのコミュニケーションを通じて、刺激を受けていただけた2日間でした。
毎期、研修の場だけに留まらず、新たな気付きは業務でも活かし自社に還元したいという思いを持った方々が集まってくださっています。

DXリーダーズプログラムに参加してみませんか?

3期生は現在、DX推進のカギとなるデータ活用やビジネス変革のためのスキルを習得しているところです。3ヶ月目からは自社の課題に対するDX実行プランの作成に入っていきます。

受講生の所在地は異なるため、オンライン講義が主で進みます。合宿で関係性が構築できたことで発言しやすく、意見を言い合える活発な雰囲気で学びを深めていただいています。

DXリーダーズプログラムは、ビジネスデザイン力・パーソナルスキル・データ活用スキルをといったDX推進に必要な力を、網羅的に学んでいただける3ヶ月間の研修プログラムです。また、参加者自身の学びだけにとどまらず、実行プランの作成・実行フォローやアルムナイ交流を通し、貴社のDX推進へ還元することができる内容です。

DXとは難しいものではなく、現代のビジネスの在り方を変えることができる有効な手段です。自社の変革を担うこれからのリーダーに、ぜひ受講いただきたいプログラムです。

受講生のバックグラウンドは様々です。人事部門やDX推進部門として、データの有効活用やDX人材育成計画を立案される方、営業としてお客様のDXをともに目指す方など、デジタルを活用した変革に取り組みたいという思いを持った方々が集まる学びの場です。

今後もDXリーダーズプログラムは継続して開催いたします。異業種の考えに触れ、ともに学ぶこの機会に、ぜひ参加をご検討ください。

次回のリーダーズプログラムは2025年5月9日開講!

パソナデジタルアカデミー編集部

当サイトの執筆者はパソナデジタルアカデミー編集部のメンバーです。DX人材育成を掲げ、社内外で研修を行いながら最新情報を発信し、お役立ち記事を提供しています。また、プログラムの営業も日本全国で積極的に行っています。

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