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DXにおけるデザイン思考とは?重要性とメリット・プロセスを解説

現代のビジネス環境においてデザイン思考は重要な手法の1つとなっています。
デザイン思考は、特にDXを推進する企業にとってユーザーのニーズを深く理解し、革新的なアイデアを生み出すための強力な考え方です。

この記事では、デザイン思考の基本概念、活用するメリット、そして具体的なプロセスについてわかりやすく解説します。

デザイン思考とは

デザイン思考とは、ユーザーの視点から問題を見つけ、解決策を考えるといった、ユーザー中心のアプローチ手法です。特に製品やサービスの開発において効果的な思考法です。

デザイン思考は、具体的にはユーザーのニーズや感情を共感によって理解し、それに基づいたアイデアを創出することが目指されます。デザイン思考は、単にデザイン手法にとどまらず、新規事業の立ち上げや社会的課題の解決などにも応用することが可能です。

デザイン思考は他者の視点からアイデアを生み出すものであり、より実践的でユーザーに寄り添った結果を導くことが期待されます。このように、デザイン思考は企業が持続的に成長するための鍵となるアプローチといえるものです。

デザイン思考を活用するメリット

デザイン思考を活用することによるメリットとして、次の3つについて解説します。
①顧客満足度の向上
②革新性の向上
③組織のパフォーマンス向上

①顧客満足度の向上

デザイン思考を導入する最大のメリットの一つは、顧客満足度の向上です。デザイン思考により、ユーザーのニーズについて徹底したリサーチを行い、顧客が本当に求めているものを把握し理解することで、製品やサービスの改善が可能になります。
この結果、顧客満足度が向上し、リピーターの増加や新規顧客の獲得につながります。ユーザーの期待を超える体験を提供することができれば、ブランドの信頼性も高まり、長期的な関係構築が促進されます。

②革新性の向上

デザイン思考を取り入れることの2つ目のメリットは革新性の向上が挙げられます。デザイン思考によって組織内でのアイデア出しが促進され、さらに解決策を見つける際においても多様な視点からの案が出てくることの可能性が高まります。
多様な背景や専門性を持つメンバーが集まることで、独自のアイデアや革新的な解決策が生まれやすくなります。デザイン思考によるプロセスでは、自由な発想が奨励されるため、従来の枠にとらわれない新しいアプローチを試みることができます。
これにより、企業は市場の変化に迅速に対応できる柔軟性を持ち、競争優位性を高めることが可能になります。

③組織のパフォーマンス向上

デザイン思考を取り入れることによる3つ目のメリットには、組織のパフォーマンス向上が挙げられます。デザイン思考によるプロセスにより組織の結束力は高まり、共通の目標に向かって協力する組織文化を育む効果があります。
組織の全員がプロジェクトの進行に関与することで、責任感が増し、コミュニケーションが活性化します。このような協力的な環境は、組織のモチベーションを向上させ、結果として組織全体のパフォーマンス向上につながります。
さらに、プロトタイピングとテストを通じて早期にフィードバックを得ることで、無駄なコストを削減し、効率的な業務運営が実現します。

デザイン思考の5段階プロセス

デザイン思考はハーバード大学デザイン研究所のハッソ・プラットナー教授が提唱した「共感」「定義」「概念化」「試作・プロトタイピング」「テスト」の5つのプロセスから成り立っています。

① 共感(Empathize)

共感の段階での目的は、ユーザーの視点を深く理解することです。このプロセスでは、インタビューや観察、アンケートを用いてユーザーのニーズや感情を掴むことが求められます。
ユーザーの実際の体験に基づくデータを集めることで、彼らの視点や痛みを理解し、問題をより明確に把握します。この段階でのリサーチは非常に重要で、後のプロセスの基盤を築くものです。共感を通じて得たインサイトは、革新的なアイデアを生むための出発点となります。

② 定義(Define)

定義の段階では、共感で得た情報をもとに具体的な課題を明確にします。このプロセスでは、収集したデータを分析し、最も重要な問題を特定することが重要です。
ユーザーのニーズを反映した問題を言語化し、解決すべき核心を明らかにします。この段階での問題定義が曖昧だと、以降のアイデア出しやプロトタイピングが効果的に進まなくなるため、慎重に行う必要があります。明確な定義は、プロジェクトの方向性を決定づけます。

③ 創造(Ideate)

アイデア出しの段階では、チームメンバーが自由に発想し、多様なアイデアを出し合います。このプロセスでは、批判を避け、量を重視することが大切です。ブレインストーミングやマインドマッピングなどの手法を用いて、可能性のある解決策を幅広く探索します。
多様な視点からのアイデアを取り入れることで、独創的な解決策が生まれる可能性が高まります。この段階の目的は、創造的な発想を引き出し、次のプロトタイピング段階への橋渡しをすることです。

④ プロトタイプ(Prototype)

プロトタイプの段階では、アイデアを具体的な形にすることが目的です。このプロセスでは、試作モデルやモックアップを作成し、実際のユーザーに触れてもらいます。
プロトタイプは高精度である必要はなく、迅速に作成できるものであれば問題ありません。重要なのは、ユーザーからのフィードバックを得ることです。プロトタイピングを通じて、アイデアの実現可能性やユーザー体験を検証し、次のテスト段階に向けて改善点を見つけ出します。

⑤ テスト(Test)

テストの段階では、プロトタイプに対するユーザーからのフィードバックを収集し、改良を加えます。このプロセスでは、ユーザーに実際にプロトタイプを使用してもらい、その反応や意見を基に改善を進めます。
テストを通じて、実際のニーズに合致した解決策を練り上げることができます。フィードバックを受けて必要に応じて再度プロトタイピングやアイデア出しのステップに戻ることもあります。この段階は、最終的な製品やサービスの質を高めるために不可欠です。

これら①~⑤のプロセスを踏むことで、ユーザーが抱える課題を解決策していきます。ステップに沿って進めるのではなく、常にユーザーの視点に立って考えているかが、最も大事なポイントです。必要に応じて、ユーザーにヒアリングをし直したり、課題把握に立ち戻ったりすることが求められます。

デザイン思考を取り入れたサービスデザインのプロセスを体感しよう

パソナグループは、「DX人財を10,000名育成する」という目標を掲げています。DXは単なる技術的な挑戦ではなく、全ての働く人々に「もの創りや協働の楽しさやワクワク感」をもたらす革新的な方法論です。このビジョンを実現するため、デジタルで何を解決すべきか?を見極められる人材を育成する「DXビギナーズプログラム」を開催しています。

DXビギナーズプログラムは、ご紹介したデザイン思考のプロセスをはじめとした、DXに必要な考え方をワークショップ形式で実践いただく2日間のプログラムです。実際にユーザーにインタビューを重ねながら、サービスデザインの体感を通じて、DXに必要なマインドや価値創造スキルを養います。

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■編集後記
DXご担当者様とお話しをするとき、「自社のDX人材に求められる素養は何か?と模索中です」というお声をよくいただきます。パソナデジタルアカデミーではDX推進に関してお役に立てるご支援をご用意していますので、お気軽にお問い合わせください!

パソナデジタルアカデミー編集部

当サイトの執筆者はパソナデジタルアカデミー編集部のメンバーです。DX人材育成を掲げ、社内外で研修を行いながら最新情報を発信し、お役立ち記事を提供しています。また、DX人材育成に関するプログラムの提供を日本全国で積極的に行っています。

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